スズメバチの巣作り

 庭のコニファーにスズメバチが巣を作った。今春二回目だ。

 最初に見つけた時は、一匹だけで巣作りをしていたので直ぐに女王蜂だと分かったが、対処方法が分からずネットで調べた。巣作り中の女王蜂は攻撃的ではないことが分かったのでちょっと安心したが、このまま放っておいては大変なことになる。防護服の代わりに長袖の作業服、レインコートを重ね着して買って来たばかりのスズメ蜂用の殺虫剤を持って巣の様子を見に行った。女王蜂は見当たらなかったが、コニファーの枝をゆすると威嚇音がしたので、茂みのどこかにいると思い、巣を中心に広い範囲で殺虫剤をかけた。すると、すぐに女王蜂がふらふらと枝の間から飛び出してきたので、今度は直接殺虫剤を拭きかけた。あっけなく女王蜂は墜落し、そのまま動かなくなった。

 それからひと月もたたないうちに、大きめのスズメバチが一匹コニファーの茂み中に飛び込むのを見つけた。もしやと思い葉の間からそのスズメバチが飛び込んだ辺りをのぞき込むと、前回のものより少し大きい巣を発見した。前回見つけた巣は釣り鐘状で下の部分は完成していなかったが、今回のものは紡錘型でほぼ完成しているようだった。二回目だったので今度は落ち着いて巣を駆除することができた。

 今までスズメ蜂が庭に巣を作ることなどなかったのに今年は既に二回駆除した。たまたまこれまでスズメバチが巣作りに来なかったのか、それとも気候変動などもっと深い理由があるのか分からない。もう暫くの間はスズメバチが巣作りしていないかチェックが必要なようだ。

知的財産

次の記事

特許をめぐる攻防